「ともだちを殺さないで」
ロシア軍のウクライナからの即時撤退を求めます
2 月 24 日からウクライナに軍事侵攻したロシア軍の行為は、他国に対する武力行使を禁止する国連憲章に反しています。ロシアはウクライナの軍事基地のみならず、民間施設まで爆撃しており、多くの市民がその被害を受けています。力づくで他国を服従させようとする行為は、人道的にも決して許されるものではありません。
私達は、愛知県内43ヵ園の保育園が加盟する保育団体です。子どもの命を守り豊かな発達を保障するために、戦争のない平和な未来を子ども達に手渡すことをめざしています。私達は子どもたちに、「この世で一番大切なものは命。自分の命も他者の命も、誰も奪うことはできない」ということを伝えています。
ウクライナの子どもたちとその家族の命が、ロシア軍の突然の爆撃で奪われ、傷つけられることを断じて許すことはできません。街を破壊され、防空壕で怯えて過ごし、故郷を捨てて逃げなくてはいけない人々の悲しみと、ロシア国内で武力攻撃に反対の声をあげる人々まで弾圧されていることに、深く胸を痛めています。その様子を見て、日本の子どもたちも悲しく怖い思いを訴えています。
ロシアは一刻も早く、軍隊をウクライナから撤退し、平和と安全の下に国際秩序に則り、話し合いで問題解決を図ってください。以下、子どもたちと私たちの心からの願いです。
ウクライナの子どもたち
ロシアの子どもたち
みんな大事な
私達のともだち
ともだちを 殺さないで
ともだちを 脅さないで
いつでも 平和に暮らせることを
約束してください
私達は二度と戦争しない
憲法でそう誓った国です
武器を使わない 暴力は振るわない
核兵器はすべての国からなくしましょう
どんな理由があっても 戦争は許しません
2022年3月14日
あいち保育共同連合会
会長 奥田 温子